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- 「里山のお米屋 1年2組」のコンセプト
【里山のお米屋 1年2組】
ここ、繁盛地区にも「繁盛小学校」がありました。
しかし、残念ながら平成28年3月に「廃校」となりました。
今、全国で子供たちが集まる学校が廃校になって行ってます。この繁盛小学校は僕の妻が通っていた小学校でもあります・・・。
今、この繁盛小学校を何とか有効活用できないか、有志を集い宍粟市と調整しています。
建屋の老朽化が使われなかった時期に進んでしまい、これらをどのように修繕していくかが大きな課題です。
小学校が利用できるようになれば、繁盛里山マイスターの「直売所」を「教室」で作りたいなと考えています。
本来、学校の教室で商売をすることは、先生に怒られます(笑)しかし、廃校になってしまったからこそ「できること」があります。
学校ってのは、
- 人が集まる場所
- 大人になってもどこか懐かしさを感じる場所
- 人の温かさを感じる場所
そこにお店を作る、しかも「お米屋」(笑)
「地元で皆で作ったものを販売する。人が再び集まれる場所を作る!!」
その先駆けとして、「ネットショップ」としての「お米屋 1年2組」を作りました。
今はお米のみの販売ですが、今後は、繁盛地区で作った特産品を販売していければなと思っています。
【知っておいてほしい米作りの現状】
一般的な1つの田んぼ、1反(いったん)=10a(アール)=約1000?=31.5m×31.5m=300坪で、通常の農薬や肥料を使ったお米(慣行栽培)を作った時の米農家さんの売り上げってどのくらいかご存知でしょうか?
おおよそ、1反の田んぼから獲れるお米の量は、「420Kg程」玄米で獲れれば良い方とされています。
そして、この獲れたお米を米農家さんは、農協などに出荷して、その後流通してスーパーなどに並びます。
お米農家さんにとって、農協に買い取ってもらうことで売り上げが上がります。さて、この時の「お米1キロ当たりの単価っていくらぐらいでしょうか?」
実は、1キロ=220円〜250円で取引されるのが一般的な相場です。つまり、1反の田んぼで作ったお米の売り上げは、420Kg×(220円〜250円)=約10万円程度・・・・
お米作りには、5月に田植えして、10月頃に稲刈りを行います。その5か月の間、毎日田んぼの水の管理を行い、雑草が生えてきたら除草します。この除草がとても大変で、この作業をできるだけしたくないから米農家さんは、「農薬、除草剤」を使うわけです。
1反の田んぼでの売り上げが、10万円しかないわけですから、一般的なサラリーマンの年収約500万円を稼ごうとすると、田んぼを「50反」管理する必要があるわけです。
これでは、広大な土地を持っていいる大規模農家さんしか、生計が成り立ちません。
しかも、大規模になればなるほど、「トラクター、コンバイン」などの大掛かりな機械が必要です。燃料も必要となってきます。
里山の米農家は、大規模農家の手法では無理があります。その為、里山の小さな農家は、米作りを辞めていき、荒廃した田んぼが増えてしまっているのです・・・。
私たちは、小さな田んぼが多い、里山だからこそ「付加価値の高いお米」を作る必要があると考えています。
- 体に優しいお米
- 環境にやさしい米づくり
その為に、「減農薬」や「農薬肥料不使用(無農薬)」の米作りに取り組んでいます。揖保川源流繁盛米としてのブランド価値を高めていきます。
減農薬、農薬肥料不使用の米作りは、「とても、とても手間がかかります」
農薬を入れないため、雑草との闘いがずっと続きます・・・・
「収穫量もかなり低下します」
2018年の農薬肥料不使用の田んぼは、
1反=340Kgの収穫量まで減っています。
それでも、私たちは「チャレンジ」します!!
私たちの願いは、
- お米作りの大変さを知ってもらうこと
- 米農家が満足できる適正な価格で買ってもらうこと
「里山のお米屋 1年2組」のお米は、お米の値段としては「高い方」だと思います。しかし、それには「理由」があります。
「確かな品質と安全」「米農家のこだわり」がそこにはあります。
この価値をわかって頂ける方、共感して頂ける方に、是非とも食べて頂きたいと思います。